お相手が望まないアドバイスは百害あって一利なし
こんにちは、ライフとキャリアをつないで楽しい生活をサポートする きたでFPキャリア工房の北出 紳一郎です。
自分が知っていること、学んだことをともするとアドバイスに走る方がいらっしゃいます。
「こうするといいよ」
「こんなやり方がありますよ」
「ここを見るといいですよ」
一見親切に情報提供しているようにみえて、裏には
「私の方がもっと知ってますよ」
「そのやり方は古いですね」
「もっと効率的にできますよ」
というある種の優越感が感じられることがあります。
実は最近僕も同様の場面を引き起こしてしまったんです。
試験に向けて学習を重ねていくにつれて、後から学びを始めた方にアドバイスしたくなってしまったんです。
実際に、
「僕たちのときはこうでしたよ」
「今はご心配かもしれませんが、振り返ると大丈夫でした」
などと気楽にお伝えしていました。
でも受け止め方はひとそれぞれですね。
不安な気持ちを抱えている方に、僕はこうでしたらから大丈夫ですよとお伝えしたら、逆に不安を増加させてしまったのです。
自分の経験とお相手の内面は一致するとは限らないのですね。
こんなことからも、求められていないアドバイスは、むしろしない方がいいということに気づきました。
お相手によっては、
よく教えてくれました!
とよろこんでいただける場合もあるとは思いますが、やはり心配の種を抱えている方には慎重にお伝えするのがいいなと感じています。