シニアとの会話で感じた自分の気持ちを素直に表現する大切さ
こんにちは、ライフとキャリアをつないで楽しい生活をサポートする きたでFPキャリ工房の北出 紳一郎です。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
お正月年配の方との会話で
親戚の方々へ年始のご挨拶にいくと、こんなことありました。
「ずっとお店をやってきたけどそろそろ引退したい。
でもお店で働いている子に悪いし…。
その子は、このままでいいしここで働きたいと言ってるのよ。」
確かにご高齢ではありますが、自営業に定年はないので、ずっとお仕事をされてきたのでしょう。
いろいろお伺いしていると、近所の人たちから先生と慕われていて、それがうれしいそうです。
お役に立っているという気持ちが、お仕事に向かうエネルギーになっているように感じました。
本当の気持ちは
一方で、ご自身は本当はお仕事を続けたいと思っているのかな、と感じながら聞いていました。
自分の仕事にプライドを持っている。
お客さんがずっと来てくれている
お店の子も続けたいといっている
それが役に立っていると感じる自分が嬉しい
出てくる言葉と思いが裏腹なんですね。
シニアは素直な気持ちで話した方がいい
この時のやりとりをそのまま受け止めてしまうと、会話のミスマッチが起きてしまうことがあります。
小さなお子さんから大人まで、自分の本当の気持ちを抑えて、その場にふさわしい言葉を選んでしまうことはありますね。
これは誰にもあることです。
でも、シニアになるほど、その気持ちは素直に表現した方がいいと僕は考えます。
それは、周囲の方々への配慮となるからです。
普段会話の機会が少ないシニアほど、自分のことを聞いてほしくてよくお話しされます。
その言葉と気持ちが違っていたら、聴いている方は疲れてしまい、あんまり会いたくないなと思われてしまいがち。
ご自身の思いは大切にして、それを素直に表現する。
年齢を重ねるほど、これを意識できたらいいですね。